グループハウスについて
「グループハウス」とは、比較的元気な高齢者が、「自発的」に高齢期の「自立支援」や「生活支援」などを目的とするもので、従来家族が行ってきた無償の行為を仲間と一緒に住んで補完し合おうとする暮らし方です。
グループハウスは、高齢期の不安要素の解消の手段として、また高齢期の人生を豊かにするための手段であり、緊急時や困った時には可能な範囲で協力し補うという生活が、孤独感を取り除き、独居などでは得られない安心感をもたらすとして期待されています。
生活の「共同化」や「共同空間」での交流が入居者に満足感をもたらし、精神的に豊かで楽しさのある生活を送ることや、他の入居者と互いに学びあえる人間関係を構築することを可能にし、一方で一人になりたい時はなれるというプライバシーの確保がされています。
「自立と共生」が主テーマで、この環境を「提供」し「サポート」してゆくのが、私共「妙慈園」の目的です。
グループハウスの特徴
-
共同支援
介護スタッフなどに頼らず、それぞれができる事を担うことで互いに助け合って生活をします。
-
生活支援
入居者と共同生活をすることで楽しみや豊かな生活を再発見し、生きがいのある生活を支援します。
-
家庭的な雰囲気
他の入居者と家庭的な雰囲気の中で共同生活を楽しむことができます。
-
共同支援
それぞれに個室を用意しているので、共同生活の中でもしっかりとプライベートな空間を確保できます。
グループハウス以外の施設
グループホーム
-
グループハウスに似た言葉に「グループホーム」があります。
グループハウスとの大きな違いは、入居者を認知症の方に限定している点です。認知症の高齢者が介護スタッフと共に自立的な共同生活を送るための施設です。
グループホームの多くは、定員が5名~9名の少人数施設で、それぞれの入居者の能力によって食事の支度、洗濯、掃除等の役割を担って生活を送ります。
出来るだけ家庭に近い環境で地域社会に溶け込んで社会生活を営むことにより、認知症の進行を遅らせる事を目的としています。
介護保険施設
-
介護保険施設は、提供しているサービスによって「特別養護老人ホーム(特養)」「介護老人保健施設(老健)」「介護療養型医療施設(療養病床)」の3種類に分かれます。
どの施設も要介護認定を受けた方が対象とな、入所時の費用は必要ありません。
特養:在宅での介護が難しくなった高齢者のための介護施設
老健:病院を退院した方が在宅復帰を目的にリハビリを行う施設
療養病床:長期的な治療の必要な方が療養するための施設
有料老人ホーム
有料老人ホームも提供しているサービス・対象者によって「介護付有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)」「住宅型有料老人ホーム」、「健康型有料老人ホーム」の3種類に分類されます。
どんなサービスが必要か、入居の理由や希望の生活スタイルによってお選びいただく事が肝心です。
介護付有料老人ホーム:介護が必要な方を対象、常駐の介護スタッフによる介護を受けることの出来る特定施設入居者生活介護の指定を受けている老人ホーム
住宅型有料老人ホーム:介護が必要な方・不要な方の両方が対象、介護スタッフの介護・食事サービスなどは受けることが可能
健康型有料老人ホーム:対象は自立した高齢者のみ・充実した施設、食事等のサービスあり・介護が必要時に退去